7月 02 2008
二笑亭
[にしょうてい,ニショウテイ]
二笑亭(にしょうてい)は、東京深川の地主渡辺金蔵(1877年?~1942年6月20日)が自ら設計し大工ば指揮して建築させた個人住宅(渡辺邸)であるとよ。
関東大震災後の1925-1926年、渡辺は世界一周旅行に出かけたとよ。
帰国後、(関東大震災後の)区画整理が終るとバラック建ての自邸ば本建築に改築する工事ば始めたとよ。
着工は1927年12月頃で、1931年8月に新築(竣工)届が出されたが、そん後も工事が続けられたとよ。
こん間、渡辺の奇行に耐え切れなくなりよった家族は別居し、渡辺1人と女中のみが残っとったとよ。
そん後、「電話返却事件」(後述)ばきっかけに1936年4月24日に渡辺が加命堂脳病院に入院させられ、2年後の1938年4月頃に取り壊されたとよ。